DJI、農薬散布用ドローン「AGRAS MG-1」の国内販売を開始

DJI JAPAN株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:呉 韜)は、高性能農薬散布用ドローン「DJI AGRAS MG-1(アグラス MG-1、以下MG-1)」の国内販売を、本日3月1日(水)より開始します。 

MG-1は、液体の農薬、肥料および除草剤の様々な散布を高精度に適正な割合でおこなうために設計されたオクトコプターです。折りたたみ式のMG-1は10kgの液体を搭載することが可能で、防水性、防塵性、耐食性に優れ、農業分野に技術革新をもたらします。MG-1は、A3フライトコントローラーや飛行中の信頼性を高めるレーダー感知システムなど DJIの最先端技術を多く採用しています。また、農業従事者やオペレーター向けの教育プログラム、保守サービスも提供します。  


A3フライトコントローラー  

A3フライトコントローラーを搭載したMG-1は、農業での利用に最適化したアルゴリズムにより、外部の振動で液体が揺れ動いた場合でも安定した飛行が可能です。A3は2つの気圧計と2つのコンパスを装備。冗長性を採用した設計なので、1つのセンサーに不具合が生じた場合でも、もう1つのセンサーがフライトを維持することで、安全性と信頼性を強化しています。  


レーダー認識機能  

高精度な3つのミリ波レーダーが、噴霧タンク前後の傾斜部と下部に配置されています。レーダーが地形を認識することにより、機体は高度を確認することができます。3つのレーダーを搭載することで、より正確な高度情報を取得し、作物から一定の距離を保つことが可能です。  


作業効率を考えた送信機 

送信機には、強い日光の下でも視認性が高く明るい5.5インチ/1080pのディスプレイを採用しています。また、自律散布システム*1が内蔵されており、作業効率を上げることができます。送信機のバッテリーは、最大5時間の稼働時間を実現し、屋外での長時間の作業を可能にします。

*1:農林水産航空協会の承認を取得してから導入する予定です

教育プログラム 

農林水産航空協会の指針に基づき、マルチローターの操縦方法、農薬の取り扱い、そして安全対策マニュアルなどの内容をまとめたDJI オリジナルテキストよるオペレーター研修をご用意しています。販売代理店の認定教官による教育プログラムには、初心者向けの5 日間コース、経験者向けの3 日間コースがあります。  


保守サービス 

MG-1 の修理とメンテナンスは、農林水産航空協会から認定された販売代理店が運営する産業用マルチローター及び散布装置整備事業所で対応します。 


保険  

MG-1 には、初年度無償の対人最大1 億円、対物最大5,000 万円(農薬による被害を含む)の賠償責任保険を用意しています。また、機体保険も任意で加入可能です。 


価格  

MG-1 機体の価格は180 万円前後を予定しています。 販売価格については各販売代理店にお問い合わせください。 


一次販売代理店一覧(50 音順) 


DJI Agras MG-1製品詳細はこちらをご覧ください:

http://www.dji.com/jp/mg-1s

DJI JAPAN Official Blog

ドローン世界シェア No.1 DJIの公式ブログアカウントです。ドローンだけでなく、高性能カメラやスタビライザーの開発なども手掛けるメーカー。公式ブログでは、DJI製品で撮られた空撮・地撮コンテンツの紹介から最新ニュース、イベント情報などを配信しています。

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